津上俊哉 現代中国研究家・コンサルタント

2006

参議院の国際問題に関する調査会における参考人意見陳述
2006/02/22
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 去る2月22日、参議院の国際問題に関する調査会に呼ばれて、参考人意見陳述というのを体験しました。

 国会の先生方の勉強会に呼ばれて話をさせていただくことは過去に何度も経験していたので、最初お話があったときは、よく考えないで、「喜んで」などと安請け合いをしたのですが、後で事務局の方がご説明に来られて、これは有志の勉強会ではなく国会の審議活動に「参考人」として呼ばれるのであり、公式の会議録も残るのだということにようやく気付きました。

 昔、県庁に出向していたときは県議会で答弁に立ちましたが、国会なんて、局長のお付きで行ったことしかなく、答弁なぞ一度も経験せぬまま役人を辞めてしまいました。「やばい」と思ったけれども、時すでに遅し。

 と言う訳で、「まな板の鯉」よろしく、「陳述」してきました。当日の審議議題は「多極化時代における新たな日本外交」のうち、日本のアジア外交(東アジアにおける経済戦略と東アジア共同体構築への対応)について」というテーマで、国際通貨問題の権威として知られる一橋大学大学院商学研究科小川英治教授とご一緒でした。

会議録リンク

配付資料リンク

注記:できあがってきた会議録を読んで、愕然としました。国会の会議録は、発言の全てを忠実におこすのですが、私の陳述は、「何というか」、とか「やはり」とかよけいな間投詞を何十回も連発しているのです。自分では気付かないのですが、こんなお粗末なしゃべり方をしているのかと赤面してしまいました。読みにくいので、よけいな間投詞をカットしたバージョンを掲載します。

(2006年2月22日)